役割分担
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- 読み:やくわり・ぶんたん
RPGの多くにあるゲーム的特性で、ウォーゲームでは明確に現われない点の一つ。クラス制のルールでは役割分担は明確であることが多い。
各PCの得意な、あるいは不得意な作業を設定することにより、PCが協力してことにあたるようにすること。また、各々の得意分野のこと。役割分担がうまくいっていないと活躍できないキャラクターが出てくるし、パーティ単位での進行を行う場合には役割分担がないとパーティ形成の必然性にかける。役割分担の導入により参加者のすべてが勝者(のようなもの)になれるというのは、TRPGが持つゲームとして特異な点の一つであろう。
多くのTRPGではPCのできることを限定することによって足りない能力を作り、ひとりでは目的が成就できないようにしてある。これによって仲間に助力を求めて利益共同体としてのパーティを作成、共同で難事にあたるという役割分担型のプレイスタイルが構築される。
パーティでの統一行動を取らないタイプのシステムでは、得意な能力による役割分担が必要ない場合もあるが、物語上の役柄の分担という意味では役割分担の重要性は増しているといえる。パーティでの行動をルール上要請しない、ひとりのキャラクターがなんでもこなせるルールにおいては、無意識に能力上の役割分担をしようとしてしまうと失敗することになるだろう。